中東空域の空路閉鎖に伴いUAE発着便に影響

イランが10月1日(現地時間)、イスラエルに対して大規模なミサイル攻撃を実施し、中東情勢の緊張状態が急激に高まっている。

アラブ首長国連邦(UAE)の10月2日午前10時現在、ミサイル攻撃に対するUAE政府からの公式コメントは発表されていない。
中東情勢緊迫化の影響としては、複数の地域の空域が閉鎖されたため、UAE発着のフライト欠航や迂回が生じている。

現地報道 「 ハ リ ッ ジ ・ タ イ ム ズ ( KhaleejTimes)」によると、UAEのドバイ、アブダビや、カタールのドーハなど中東の主要空港に向かう世界中の約80便がエジプトのカイロや欧州の都市などに迂回した。また、ドバイの主要航空会社であるエミレーツ航空は、10月2日と3日のイラク(バスラおよびバグダッド)、イラン(テヘラン)、ヨルダン(アンマン)発着便をすべて欠航すると発表した。その後の追加で、バーレーン、クウェート、オマーン(マスカッ
ト)、英国(ロンドン)の発着便も欠航となっている。さらに、エミレーツ航空傘下のフライドバイやアブダビ拠点のエティハド航空でも欠航が生じている。