ILAが1日からスト突入 最終交渉も合意できず

米東岸・ガルフ港湾労組(ILA)の組合員約4万5,000人は使用者団体(UMMX)との旧労働協約が9月30日に期限切れを迎えたのに伴い、1日からメイン州からテキサス州の36港でストライキに突入した。9月30日午後、ストライキを回避するための土壇場で労組双方が賃金関連の提案を交換したが、合意に至らず、旧労働協約の期限が切れた数分後にはX(旧ツイッター)にマサチューセッツ州・ボストン港のConley Container Terminalへ向かうILA組合員がピケを張るため行進する様子が投稿された(写真)。
 一方、バージニア州港湾局はウェブサイトに更新情報を掲載し、10月1日午前0時1分にILAのストライキが開始されたと発表、バージニア港および米国東岸およびガルフ沿いの港湾での荷役作業が停止されていると述べた。