国際自動車流通協議会（iATA）が財務省の貿易統計をもとにまとめた7月の中古車輸出台数（乗用車、貨物車、バス、電動車の合計）は前年同月比41.9％増の14万7,836台で、前月比では2.9％減少した。
1～7月は前年同期比25.6％増の87万1,504台になった。
7月の国別では、ロシアが首位で、前年同月比84.1％増の3万3,148台と3万台を超えた。日本政府による対露禁輸対象の拡大に伴い、駆け込み需要により大幅な台数増加となった。また車両平均価格（FOBベース）は115万円だった。
2位はUAEで46.6％増の1万6,703台、3位はニュージーランドで21.1％増の1万1,329台だった。また4位のモンゴルは8,477台とほぼ2倍に増加した
5位はタンザニアで7,296台、6位はケニアで6,733台だったほか、パキスタン、キプロス、ジョージア、ジンバブエ向けが大きく増加、一方ジャマイカ、バングラデシュ、米国、アイルランド向けは伸び悩んだ。
7月の中古車輸出41.9％増 禁輸前駆け込みで露向け3万台超え