2025年の世界コンテナ荷動き、貿易戦争懸念で1.1%減少へ

香港の海運調査会社、Linerlyticaの調べによると、今年最初の2カ月はコンテナ荷動きが好調なスタートを切ったが、3月に入り輸送需要が減退し、春節連休明け後の回復は実現しなかった。現在の予測では、2025年通年のコンテナ貨物量は1.1%減少を見込んでいる。
 今年の残りの荷動き見通しは依然不透明で、4月2日に発表される米国の追加関税の脅威がコンテナ貿易量をさらに減退させると予想される。中国で建造された船舶を運航する船社に対する高額な追加入港料案に関する米通商代表部(USTR)の公聴会は先週終了し、4月末には修正案が発表される見込みだ。