紅海情勢悪化 ピレウス向けコンテナ 最大20日遅延し2万本未着

海外の海事メディアによると、紅海情勢の悪化により、ピレウス港ではコンテナの到着の大幅遅延に直面していると伝えている。
 ピレウス港では、船社が紅海・スエズ運河を回避しているため、貨物の到着遅延が10~20日に拡大し、コンテナ2万本が未着となっている。
 またアジアからの運賃も平時は1,800ユーロだったものが、喜望峰経由になったことで6,500ユーロに値上がりし、ルート変更によりトランジットタイムも約2週間伸びることになり、今後、ギリシャではコスト増と物価高に加え、もの不足に苦しめらる懸念が高まっているという。
 さらにパナマ運河の通航制限も影響し、他航路の貨物の遅延の可能性もあり、燃料を合わせたあらゆるセクターでインフレが強まる可能性があるとしている。