カナダの連邦労働大スティーブン・マッキンノン労働大臣は15日、モントリオール港におけるカナダ公務員組合(CUPE)Local 375と使用者団体の海事雇用協会(MEA)との労使交渉を進めるため、労使代表と会談、90日間のクーリングオフを設け、どちらの当事者からも圧力をかけられずに交渉を再開できるよう、2人の特別調停官の任命を提案し18日午後5時までに労使からの回答を求めた。MEAは提案を検討することに尽力するとした。
CUPE Local 375とMEAは、ほぼ1年にわたる労働協約改定を巡る交渉で、合意を目指し調停官2人を交えた調停協議を続けているが、労組側は9月30日からモントリオール港の2つのターミナルを対象にストを実施したのに続き、10日午前7時から無期限の時間外労働拒否闘争に入っている。
モントリオール港 90日のクーリングオフ設け、労使交渉提案