カナダ・モントリオール港では、港湾労組、カナダ公務員組合(CUPE) Local 375が9月30日から3日(現地時間)までTermontが運営するViau TerminalとMaisonneuve Terminalの2つのターミナルを対象に作業を停止したことで、モントリオール港を経由するコンテナの約40%、総貨物処理能力の10%が麻痺した。
CUPE Local 37は海事雇用者協会(MEA)とのほぼ1年にわたる労働協約改定を巡る交渉で、合意を目指す調停協議が不調に終わり、ストに入った。カナダ連邦調停調停局は3日午前10時に当事者間の会議を招集したが、MEAが参加を拒否したため中止した。
MEAは部分ストライキが経済とサプライチェーンに与える影響を非難し、カナダ労働関係委員会(CLRB)に苦情を申し立てたが、拒否、連邦調停調停局の交渉再開待ちとなっている。
モントリオール港 コンテナ処理能力の40%が港湾ストで麻痺