パナマ運河庁(ACP)は5日、ネオパナマックス閘門の1日あたりの通航船隻数と最大ドラフトの規制を緩和し、干ばつのため昨年から続いてきた通航規制が平常に近づきつつある。
ACPによると規制緩和は直ちに発効、1日当たりの最大通航船隻数は従来の34隻から35隻に、最大ドラフトは14.94m・49ftに緩和した。
パナマックス閘門は1日あたり最大36隻・ドラフト50ft以下の制限で運用する設計となっており、ACPは雨季の到来により、運河中央部のガツン湖の水位の回復をモニタリングし現在では85ftまで回復している(過去5年平均水位は83.9ft)として、状況を注視しつつも、9月には1日当たり最大36隻の通航を回復できる見通しだ。
パナマ運河 1日35隻、ドラフト49ftへ通航規制を即日緩和