シアヌークビル港のCFS開業 日本支援の新CT拡張計画で整備

カンボジア南部のシアヌークビル港経済特区(SPSEZ)で1日、日本の無償資金援助で建設が進められている新コンテナターミナル拡張計画の一環で建設されたCFSの開業式が開催された。CFSは、SPSEZでイオンモールが23年度完成予定で建設中の2万m2規模のシアヌークビル物流センターとともに同港の事業活動に貢献し、重要な役割を果たすことになる。

 国際協力機構(JICA)は、昨年8月、プノンペンにて、「シアヌークビル港新コンテナターミナル拡張事業(第一期)」を対象として413億8,800万円を限度とする円借款貸付契約に調印した。
 新コンテナターミナル事業計画は、既存コンテナターミナルの岸壁の改修やクレーンの増設などの短期的な対策を図るとともに、円借款「シアヌークビル港新コンテナターミナル整備事業」の円借契約に17年8月に調印、21年10月に詳細設計を完了、25年12月に供用開始予定で、取扱能力は約45万TEU増加予定だ。