海外の海事メディアは、10月1日からの中国の国慶節休暇により同月は主要コンテナ船社が多くのサービスで運休措置を取るだろうと伝えている。
現時点で船社は10月上旬の運休について発表していないが、中国の休暇期間となる10月第1週以降、東アジア発の需要は大幅な減少が予想され、それに伴い船社も供給を縮小することが予想されるため、荷主は大規模な運休措置に備えて準備をする必要があると指摘している。
従来、秋休暇シーズンにおける運賃は、船腹供給管理が不十分だったため高騰することはなかったものの、今シーズンは8月まで回復しつつあった運賃が先月末から再び低迷、さらに運航コストが上昇しており船社の負担は2019年以上に重くなっているとし、さらにピークシーズンの需要の高まりも弱いため船社は船腹供給をしぼる可能性が高いと指摘し、荷主は船社の動向に注意するよう呼びかけている。
10月上旬の中国休暇受け船社、大規模運休の可能性